2017年11月13日月曜日

「民衆の敵」第3話の感想:自ら望み選んだ冤罪…こんな世の中に誰がした!?

ネット小僧VS智子!爆笑動画♪




仕事をクビになった中卒の主婦

佐藤智子(篠原涼子)が

市議会議員になって活躍する姿を描く

市政エンターテイメント。




希望通り「教育こども委員会」に

所属した智子。

辞書を片手に資料を読むが

会議に出てもみんなが何を

話しているのかわからない (^_^;)



ある日、市議の仕事ではないと

話しても納得しないという市民の

相談に乗って欲しいと事務局から

頼まれ、話を聞く智子。



陳情を持ち込んだのは富子(梅沢昌代)

という年配の女性。

かつての隣人で、誘拐で逮捕された

今井一馬(渋谷謙人)の冤罪を晴らして

欲しいというのだ。



「冤罪」の意味すらわからない智子…



早速、ママ友で新聞記者の

平田和美(石田ゆり子)に頼み

担当警察官の話を聞いてもらう。



不審な男が小学生くらいの女の子と

手をつないで歩いていたという

通報を受け、聞き込みの結果、

小川かのん(白鳥玉季)と特定。



自宅へ行くと母親の裕子(安藤玉恵)は

居たが、かのんは帰宅していなく

携帯も持っていない為

連絡も取れない。



裕子の携帯も未払いで止められていて

誘拐犯が連絡を取ろうにも出来ない

状態だったので

身代金目当てではないと判断。



似顔絵を元に付近の家を捜索した

ところ、一馬の家でかのんを発見、

逮捕に至ったという。



しかも本人が誘拐したことを

認めているのだ。



母親、安藤玉恵だし、

また児童虐待かと思った (^_^;) 



冤罪の可能性があるか調べてみると

和美。

無罪にしてねという智子に

「無罪を前提に取材をしたら誤報に

繋がりかねないので、予断を持って

取材をしないというのは鉄則なの。」



「そうそう油断はしちゃダメだよ。」(^◇^;) 



庁に戻り、藤堂誠(高橋一生)に

経緯を話す智子。

いい人だから絶対にやってないと思う

という智子に



「いい人が悪いことするから

世の中複雑なんですよ。」



相変わらず渡辺と名乗りデリヘル嬢の

莉子(今田美桜)を呼び出す誠…

お互いに特別な感情を持っている

ようだし

もしかしてプリティーウーマンに?




庁内で犬崎(古田新太)にバッタリ会った

智子は、池田町まで歩くと

どれ位かかるか尋ねる。



怖いもの知らずだ (^^;) 



車を出してあげるよう指示する犬崎。

すると自分が同行するから大丈夫だと

誠。



富子と共に一馬の家に到着すると

家の様子を撮影する少年がいた…

智子が声をかけると


「今井一馬の家族の方ですか?


こんな卑劣な犯罪

どう思っているんですか?


家族として責任ありますよね?」



鞄で顔を隠す誠…が、智子は


「お前さ、人の責任あれこれ言える程

そんなに偉いの?」


「犯罪者の味方するんですか?」


「何様なんだよ、さっきから。

撮ってやるからカメラを寄こせよ、

寄こせってんだよ。」


「暴力反対!人権蹂躙!」


「人権蹂躙?

訳わかんない、何かの呪文か?」

(^◇^;)




母親の介護の為に会社を辞めて

実家に戻って来た一馬…

そんな優しい子が誘拐なんてする筈が

ないと富子はいう。




一方「あんたのせいで夜の仕事

行けなくなったじゃない!

どうすんのよ。」

かのんを責める裕子。



謝るかのんに

「大丈夫、何とかするから

ゴメンね。」



虐待かと思ったが違うらしい…。



そこへ智子と誠が訪ねて来る。

警察にも話しているし

かのんもショックを受けているから

放っておいて欲しいと裕子。



話をしてくれるまでここで待つと

言うが、誠に

「これ以上、印象悪化は避けた方が

いい。」と言われ退散。



さっきの動画を不法侵入の少年が

アップしていたのだ (゚o゚;; 



「犯罪者の味方。佐藤智子」

「市議が人権無視かよ」

「暴力グセがすごい」

などのコメントが…



「人権蹂躙、何だそれ?」

っていうのは問題だと和美。



「だって本当に意味がわからなかった

んだもん。」という智子に

俺たちはわかるけど

知らない人が見たら

「人権なんかどうでもいい」と言って

いるように見えると夫・公平(田中圭)。



人権蹂躙の意味を聞いた智子は

「それって弱い者イジメしてるって

ことじゃん。

それを私はどうでもいいと言ってる

ってことか…」(^_^;) 




犬崎に動画を見せ、軽くお灸を

据えてやると前田議員(大澄賢也)。

でも犬崎は無反応…

何を考えているのだろう…。




そして一馬に面会に行く智子と誠。

やはり自分が誘拐したと言い張る…



一馬のゲームログをチェックして

逮捕される迄の一か月

毎晩かのんとゲームしていたことを

突き止めた智子は引き下がらない。



「余計なことしないで下さい。

僕が誘拐したんです。」

と面会室を出て行ってしまう (ー ー;) 



「彼が無実だとして

何で犯人だと言い張るのか…。」



誘拐でないと困る人がいるから?

困る人って誰だろう?と誠。



「それ考えたらわかるの?」

かのんに聞くしかないと智子。

かのんの学校へ向かう。



同じ頃、裕子を訪ねる前田。

何を企んでる?



学校前では「こんにちは」

と声をかけても無視する子どもたち…

教師が飛んで来て、子どもに声を

かけるのは止めて欲しいと。



この学校では挨拶を教えてないのかと

智子。



「教えてますよ、知らない人には

挨拶はしないようにって。」



挨拶は基本の基本だというと

そんな時代ではないと教師。



「だったらそういう世の中にして

下さいよ。

こんな不審者がいっぱいいる時代に。


子どもはいい人と悪い人の

見分けなんかつかないんですよ。」



歩いてる人、みんなが悪い人だと

教えてるのかと智子。



そこへ

「世の中には二種類の

人間しかいない。

不審者と不審者でない人間。」



と母親たちを引き連れた前田議員が

登場。

その中には俯く裕子の姿もあった。



「一市議会議員としてのあなたの

責任は?

この親御さんたちの不安に

どう応えるんだ?」



母親たちからは犯罪者を庇うとは

どういうことか?

子どもの安全と犯罪者の人権と

どっちが大切なのか?などの声が…



悪いことを何もしてないのに

疑われた方はどうするのかと智子。



それに対し、疑われるようなことを

する方が悪いと。



前田は裕子を指し

「こちらのお母様が体験された不安と

恐怖、想像するだけでも体が震えます

今の世の中どこで誰が何を

企んでるかわかったもんじゃない!

私、前田は…」



発言しようとする智子を抑え

無理矢理連れて行く誠。



「インチキ、横分けメガネ!

あいつね、インチキなんだ…」



智子の遠吠え?が可笑しい (^◇^;) 



上手く政治に利用されたのだと誠。

「有権者の不安や不満を受け止め、

それを解消出来るのは自分だけだと

アピールする。

時にはこちらからも煽り立てる。


より説得力のある人間が選ばれる。

それが政治です。」

今回は個人的怨みもあるのだろうと。



そして元気のないかのん…。



調査を続ける和美だが、

見えてきたのはシングルマザーの

悲惨な現状。



記者に復帰出来たものの異動先は

政治部ではなく、文化部だった。



そんな時にママ友の香(江口のりこ)

からコンビニの店長を紹介される。

彼女の話では…



小さい子が万引きをしたと

深夜勤務の店員から連絡がきて

行ってみたら、万引きというよりは

余程お腹が空いていたのか

店で食べてしまった。それがかのん。



次の日母親が謝りに来たが

見ていて気の毒だったと。



警察沙汰にしなければ良かったのだが

名前を言わないし、真夜中に一人で

帰す訳にもいかなかったのだ。



香の元には他にも沢山、

かのんが夜中に出歩いていたという

情報が入っていた。



借金を抱え、

生活費を稼ぐだけで手一杯のようで

子どもにまで手が回らないらしい…。



自分も母子家庭で育ったが

一晩くらい母親が帰って来なくても

誰も通報しなかったと智子。



それどころか晩ご飯に呼んでくれたり

面倒をみてくれた。



地域のセーフティネットが機能して

いた最後の世代かもしれないと誠。



昔はそういう子ども達を

近所の人たちが世話してきたのだ。



ご近所さんがコミュニティと呼ばれ

始めた頃から、子どもに声を掛ける

のが躊躇われる世の中になった…。



とても残念なことだ。



GPSで監視されたり過保護なくらい

護られている子ども達がいる中

孤独と空腹を抱えたまま

街を彷徨う子ども達もいる。



そんな子どもに声を掛けると

不審者だと言われる。



だから孤独な子ども達は

誰の助けも得られず

更なる闇に堕ちていく…



嫌な世の中だ。



今回のこともそういうことかと智子。

すると誘拐でないと困る人が誰なのか

繋がったと誠。



そう、それは母親。



12歳未満の万引きは、児童相談所に

通告がいき、子どもの非行の原因を

調査して保護者に注意を与える。



かのんの場合、今度は近所の若い男に

子どもを預けた無責任な母親という

ことになり

強制的に施設に預けられる可能性も

出てくる。



かのん親娘を訪ねる二人。



じゃあ、どうすればいいんですか?

…代わりに借金返してくれるのか

好きで一人にしてるわけじゃないと

裕子。



だからって、人さまを罪に陥れて

いいのか?

意味わかんない (-。-; 



自分もかのんと同じだったから

わかると智子。

自分の母は、裕子と違い

いい加減だったが

必死で生きているんだなって思ったと



「だからって、無実の人に罪を

被しちゃっていいんですか?


これからの大切な一生を

かのんちゃんに嘘つかせちゃって

いいんですか?」



かのんにお兄ちゃんと本当は

仲良しだったんだよね?と訊くと



「私のせいでお兄ちゃん、

悪い人になっちゃった。」

と泣き出す。



児童相談所には掛け合うから

本当のことを話して欲しいと…

やはり一馬は事情を知っていたのだ。



無罪放免になったが

余計なことをしたと一馬。



「助けてもらったら

ありがとうでしょ。」と智子。



「嬉しいですよね、ありがとうって。

俺、拘置所で幸せだったんですよ。


此処にいることがあの親娘の為に

なっているって。


あんたのしたことって

誰も幸せにしてないんですよ。」



…それを聞いた和美は

「まあね、真実が必ずしも人を幸せに

するとは限らないからね。」



更に、裕子がもっと早く智子に

出会えていたら

「私もう無理!一人じゃ無理!

助けて!」と言えたというのだ。



助けてと言える人が近くにいるか

どうかは、とても大事なこと。



その通りだ。



裕子にお願いがあると訪ね

そして一馬のところへ…

二人からのメッセージ動画を見せる。

満面の笑顔でお礼を言う二人 (#^.^#) 



そして智子も一馬に礼を言う。

最初は助けなきゃって、

それだけだったけど

色んなことを調べる内に

シングルマザーや介護の問題、

子どもの挨拶とか。

一馬だけではなく世の中の問題だと。



「だったらその世の中を

変えて下さいよ。」



政治の仕事ってよく分からなかった

けど、先ずは目の前にいる人。



「目の前にいる人を一人づつ

幸せにすれば

世の中変えられるんじゃないかって…

教えてくれてありがとう。」



帰り際、又あの動画少年が不法進入

して撮影しているところに遭遇!



「まったおめーかよ、

何やってんだよこんな遅くに」


「佐藤議員です」


「佐藤議員じゃねえよっ!

うっせえんだよ、バカ!

人権万歳、弱い者イジメなんか

しないんだよ、私は。

とっとと帰れ。」



追い払うが、今度は呼び止め、

マニフェスト?を録画させる (^◇^;) 



「一人じゃどうしようもないことを

何とかするのが政治家、佐藤智子。


先ずは目の前の人から幸せに、

そして世の中全部幸せにしてみせます

…カット!」



しかしアップされた【意味不明】あおば市議会 

佐藤智子議員 続報」は

マニフェストだけカットされたもの…



頭悪そうだなこの議員」

「バカ確定」とコメントが寄せられ…



犬崎に見せる秘書。

しかしコメントの中には

「こういうバカ正直が

求められてるんじゃね」

「言葉が間抜けだけど

なんかかっこいい」

という声も…



不気味な笑みを浮かべる犬崎。

何を企んでいるのか?




悲しいかな、結局世の中変わらないよ

思ってしまうが

一人一人が声をあげれば

もしかしたら変わるのかも?



会社の同僚の外国人たちは

日本人は何故選挙に行かない人が多い

のか、政治に興味がないのか?と

不思議がる。



私たちの意識が変われば

この国も変わるのかもしれない…。



民衆の敵 月曜21時 フジテレビ


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