2017年11月21日火曜日

「監獄のお姫さま」第5話・母性の感想:この子を守りたい!女囚たちの育児日記

何度見ても泣ける衝撃のラスト!



女子刑務所で出会った5人が

無実の罪をきせられて服役中の

仲間の為に復讐を企てる

宮藤官九郎脚本の

おばさん犯罪エンターテイメント♪




監獄仲間である江戸川しのぶ

通称「姫」(夏帆)の冤罪を晴らす為

彼女を陥し入れた江戸ミルク社長

板橋吾郎(伊勢谷友介)への復讐を企てた

元女囚たち…



銀行員のキャリアウーマンだった

馬場カヨ(小泉今日子)は

浮気した夫を刺し、殺人未遂で服役。



元指定暴力団組長の妻・足立明美

通称「姐御」(森下愛子)は

違法薬物不法所持。



通称「女優」の大門洋子(坂井真紀)は

若手俳優の追っかけ資金が

足りなくなり、

横領や詐欺に手を染め服役。



有名なカリスマ経済アナリスト

通称「財テク」の勝田千夏(菅野美穂)は

脱税とインサイダー取引で服役。



そしてリーダー格で通称「先生」の

若井ふたば(満島ひかり)は

彼女たちの教育係だった元刑務官。




吾郎が連れ去られて3時間が過ぎた…

勇介の動画再生が10万回を超える中、

吾郎のビデオメッセージが流れる。



「私は今、おばさんに誘拐され、

拘束され…」



「おばさんっ?」

吾郎の元へ詰め寄る4人。

先生だけは無反応 (^_^;) 



「はい、一旦止めます。」

撮影するのは長谷川検事(塚本隆史)…



「おばさんでいいじゃん。」

書いてある通りに読めとカヨたち (^_^;)



しかし、誘拐犯に誘拐されたでは

重複してると指摘され

そこはおばさんで譲ることに (^_^;) 



次の「犯人」の要求も「おばさん」と

言い換える吾郎に

「悪意を感じる」と千夏。



それよりも本当にアップするのかと

いう長谷川にふたばは

「しますよ。再審の必要性を

世にアピールするんです。」



再審請求が認められるのは

一年でたったの二件だと長谷川。



「思いつきでやって

出来るもんじゃないの。

しかもおばさん達が。」



「おばさんっ?」詰め寄る3人。

いつもはこんな子ではないんです、

酔って調子に乗ってるからと謝るカヨ
(^_^;)



「おばさんってワードに反応して

ガーッと行く時

先生は反応しないんですね。」

と千夏。



「ノリ、悪いよね。」

「その時間私は待ちっみたいなね~」



「だって私、入ってる?

入ってないよね?」



「入ってないって思ってるんだろうな

~って思ってました。」と長谷川 (^^;) 



テンション下がるから嘘でも入って

下さいと言われ

「じゃあ、次から行きます。」



…「何の時間だよ…」と吾郎。

ごもっとも!



しかし、次も出遅れ…



「ごめん、難しいよ~。

だっておばさんじゃないし。」


「今度遅れたら懲罰ね!」とカヨ。



ようやく話が戻り…

「再審、身柄拘束して無理やり

自白させたって、無駄!

有罪が無罪にひっくり返るような

決定的な証拠が出てこないと。」



「それを引っ張りだすのよ、

おたくが。」



「え?自分すか?」



その為に呼ばれたのだった。

姐御曰く

「死んだ目をした検事さん」は…




そして2012年夏…

姫が男の子を出産した。

1週間後には戻って来る♪



タイミング悪く小シャブ(猫背椿)が

仮釈放に。

釈放準備寮で1週間リハーサルが

あるのだ。



シャバで連絡を取り合わないよう

突然知らされるから、

ちゃんとお別れも出来ない (:_;) 




職業訓練ガイダンスの説明を受ける

女囚たち。

美容師の資格は最低2年かかる為、

刑期の短い受刑者には無理。



カヨは美容師、姐御と女優は

ベビーシッターを目指す。



千夏は既に税理士と会計士の資格を

持っていて、

刑務所の税務を担当していた。



育毛剤やバイアグラの領収証を

提出する職員…「落とせるか!」



その怒り、当然だ (^◇^;)




美容コースで、

唯一美容資格を持つふたばが

この資格を取った経緯を話す。



父も刑務官で

父に会いに行く度に刑務所の美容室で

髪を切ってもらっていたふたば。



そこにはお気に入りのシー姉ちゃんが

いたから。



刑務所の美容院は外の人も入れ

かなり安いらしい。



仮釈放になり、

一度居なくなったシー姉ちゃんだが

2年くらいで戻って来た…

喜ぶふたばに

複雑な笑顔を見せるシー姉ちゃん。



大人になったら彼女みたいな

美容師になろうと思っていたのだが

資格を取ったものの

チャラチャラしているし

剣道やってたし

公務員の方が食いっぱぐれないから、

刑務官になったと。



ブッチギリで最年長のカヨも

「誰かのシー姉ちゃんに

私もなります。」

とやる気は充分 (#^.^#)




小シャブが仮釈放された日

入れ替わりに勇介を連れて

姫が帰って来る。



代わるがわる勇介を抱っこする

女囚たち。



そして姫は今後のことについて

話し合う為、調査室に呼ばれる。



規則では最長一年半子どもと暮らせる

…でもこの十年そういう事例はなく、

産んですぐに親族か乳児院に預ける

ケースが通例だと。



「赤ん坊の父親は誰ですか?」

笑顔で尋ねる護摩所長(池田成志)…




2017年12月24日…

「私だよ。」と吾郎。

「勇介はしのぶと私の間に

生まれた子だ。」



やったー!!



「とうとう白状したわね!」

と大喜びの女囚たち。



「やりましたね、ババカヨさん♪」

と長谷川 (-_-;) 



「本名はやめてよ!」

しかも撮れていないと…(^◇^;)



「残念でしたね、バ、バ、、カ、ヨ」



もう吾郎の顔がどんどん

悪人になってるし、ムカつく (-_-メ) 



「取り損ねるわ、本名バラすわ、

あんたポンコツか?」



カヨの怒り、よくわかる (^_^;)




再び2012年…

所長の質問に口を閉ざす姫。



未婚の場合

親権は自動的に母親になるわけで

「彼には頼れないし、

頼りたくないんです。」



姫の父親は事件のショックで倒れ、

母親はその看病をしていている。



それなら乳児院にと言われるが、

殺人罪だから満期で12年、

仮出所も8年以上先…



「今だけなんです、一緒に居られるの

1歳半までなんです。」



「そうなったのは誰のせい?」

とふたば。

勝手に罪を犯して勝手に子ども産んで

自分のせいだ。



「甘ったれるんじゃないわよ!

うちら大人の世話でパツンパツン

なんだよ!」


その上、生後1週間の赤ん坊。


「ああ、無理!

労働基準法に触れるわ!

休み取りたいわ!」



キレ出すふたば…情緒不安定か?



「まあ、まあ、まあ、まあ。

こんな風に管理する方もされる方も

基本ギスギスした場所だから

教育上良くないし、

他の受刑者にも影響があると…」



取りなす所長に



「そうでしょうか?」とふたば (゚o゚;;



「所内に赤ちゃんがいることで

逆にいい影響や癒しを与えるのでは

ないでしょうか?」(゚o゚;;



「え?君、どっち?」



現に同室の受刑者がベビーシッターに

向けての勉強も始めている。



「これだけでもいい兆候と

言えるのではないでしょうか?

母性に目覚め、

親子の絆に目覚めることが、

再犯防止に繋がるのでは

ないでしょうか?」



人員を補充し、それによって

万全な保育体制が組めれば、

全国に先駆けて

モデルケースにもなれると。



「それは斬新ってこと?」




…再び2017年。

「と、先生が所長をねじ伏せて

所内での子育てがスタートしました」



2012.7.15~2014.1.12の育児日記①を

見せる…



退院4日目から工場に出る姫。

その間、別の工場の女囚が交代で

勇介の面倒をみた。



夜泣きがひどい時はベビーシッター

志望の二人がサポート。



5カ月でつかまり立ちをした勇介。



面会に来た夫・武彦(赤堀雅秋)に

嬉しそうに話すカヨ。

そして息子の公太郎が面会に来たが

帰されてしまったことを伝え

今度連れて来て欲しいという。



笑ってはぐらかす武彦。

「いいじゃない、何でよ?」

「刑務所だぞ!…ごめん、

でも察してくれよ、それぐらい。」



学校でいじめられているらしいのだ。

上履きを燃やされたり、

頭刈られて帰って来たり。



だから遠くの中学校を受験させようと

思っていると。



「時々代わりたいと思うよ、

そっちと」



もちろん元凶は自分の浮気で

こうなったのも自分のせいだと

わかっているが…


「こっちも辛いよ中々。

代わって欲しいよ。」



本当に大変だと思う。



「そうだよね。

こっちじゃ私

大して可哀そうじゃないもんな。」



「ごめん、

ホント最低なクリスマスだな。」



ショックを受けるカヨ…



夕飯に出たケーキを勇介に

あげて欲しいと。



物品のやり取りは禁じられているが、

面会に同席していた刑務官は

「今回だけですよ。」

と受け取ってくれる。




再び2017年…

あの時先生が居なくて良かったと、

更にふたばが当時交際していた

彼の話で盛り上がる。



「一流サイコパスだっけ?」

「パティシエ」

一流のサイコパスって何?(^◇^;)



更に勇介の思い出話で盛り上がる。



「我が子を世話してもらっといて

こんなこと言うのは酷だけどさ、

要するに母親ごっこじゃない、

おばさんの。」



「おばさんっ?」

何故かふたばだけががーッと行く。

「え?あれ、私だけ?」



「塀の中で行き場を失くした

哀れな受刑者の母性を

勇介が解消してたんじゃないの?」



失礼にも程がある (-_-メ) 



「何か言い返しなさいよ、あんた達」



でもおっしゃる通りだと…

母親ごっこ、楽しかったし

かけがえのない時間だった。



工場の単純作業も勇介のおかげで

乗り切れた。



「赤ちゃんは私たちを

色眼鏡で見ない。

差別しないし、蔑まないし、

同情もしない。」



だから素直な自分でいられる。



「そんな私たちの密かな楽しみを

奪ったのよ、あんたが!」




2013年元日…

子どもと一緒に年を越せるなんて、

一年前は考えもしなかったと姫。



吾郎に嵌められたことには

気づいていた。

だって身に覚えがなかったから。



裁判で無罪を主張するか

子どもを産むか

誰にも相談できず一人で悩んでいた…



産んだことがバレたら言葉巧みに

説得されて奪われてしまうから、

絶対に安全な場所でないと

子どもを守れないと考えたのだ。



「こんな風にバカみたいに

ゲラゲラ笑って正月を迎えるなんて、

地獄で仏っていうか、

刑務所でおばさんっていうか。」



「守るよ、姫。うち等で勇介も。

ここに居たら安全だからね。」




そして2017年…

「子どもを奪う?冗談じゃない。

そもそも勇介は私の子だ。」



「未婚の場合、親権は母親が持つの。

つまりあんたこそ誘拐犯なの。」



自分はしのぶに殺されかけた被害者で

「親権を持つ殺人犯と

親権を持たない被害者と

どちらが親として相応しい?」



親権を持たない殺人犯が

いけしゃあしゃあと…



「だったら私が殺人犯でないという

証拠を示してみろ!」



長谷川は、法的にどうなるのか

後輩に調べてもらうよう電話をするが

電池の残り3% (-。-;



親権を持つ者が服役中の場合、

まず父親が認知する為の手続きが必要

ガールズバーの騒音で聞こえない。



そして唐突に始まる『勇介クイズ』

(^◇^;)

初めて喋った言葉は「点検!」



不正解の度に結束バンドが増えていく



勇介の1歳の誕生日、

所長室でハンバーガーセットを

ご馳走になる姫、カヨ、そして千夏。



勇介の自我が芽生え、

ここで過ごした記憶を刻み込む前に

施設への引き渡しを検討しようと所長


受け入れ可能な乳児院を紹介されるが

母に手紙を書くと姫。



一度も面会に来ず絶縁状態で

勇介のことも報告していないが

母娘だから真実を包み隠さず話せば

きっと味方になってくれると思うと。



「犯罪者だからって

覚えてもらうことも出来ないなんて」

とカヨ。



「私たち大人が

憶えていればいいんです。


勇介くんは1歳半になるまで

ちょっと高い塀のお家で

6人のママに育てられました。


一人一人の胸に刻めばそれでいい。」



珍しくまともなことを言う所長。



実際に勇介は覚えてなかった…

「忘れててくれてホッとしたけど、

何だか悲しかった。」




手紙を受け取り、直ぐに面会に来た

母・民世(筒井真理子)…

吾郎に騙されたこと

勇介を彼に取られたくなかったことを

話す。



「本当に何もしていないの、信じて」


「当り前じゃない。

娘を信じない母親がどこにいますか」


「あの男には気を付けて。

絶対に勇介を渡さないって約束して」


「任せて」


「必ず迎えに行くから。

それまであいつには会わないでね、

絶対」

力強く頷く民世。



そして2013年12月24日…

チャリティイベントでテレビに

登場する吾郎。



それを見て

「出たな、いかさまサンタ。」

と小シャブ。



所内では受刑者全員から

クリスマスケーキが勇介に届く (#^.^#) 



勇介クイズ最後の問題。

カヨ達が最後に聞いた勇介の言葉は?



「お答え下さい。知ってますよね?」



勇介を引き渡す日…泣き出す勇介。

「いい子にしてたら

必ず迎えに行くから。」

抱きしめる姫。

それに立ち会うカヨと千夏。

窓から見守る姐御たち。



このシーン、何度見ても泣ける。



ふたばに手を引かれ、民世の元へ…

すると

「しのぶちゃん、ごめんなさいね。」



え?



車から降りて来る吾郎 (゚o゚;;

 勇介を抱き上げ、姫に向かい

不敵な笑みを浮かべる。



泣き出す勇介。



思わず走り出す姫たちを

止めるふたば達。



でもその表情は悔しそうで

必死に耐えている…。



酷い!本当に酷い!

何故、吾郎に復讐を考えたのか

よくわかった。



何度見ても涙が止まらない…

これ程感情移入したのは久々だ。



笑ったり、泣いたり、ホント忙しい (^^;) 



伊勢谷友介がどんどん悪人っぽく

見えてきたし、

女優陣の演技も素晴らしく

惹き込まれる。



吾郎の敗北の瞬間が待ち遠しい♪ 


監獄のお姫さま 火曜22時 TBS




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