2017年11月6日月曜日

「明日の約束」第3話の感想:新たな学校の疑惑…優しさで支配する母

人の悪意が怖い…




「PRICELESS」「ON 」の脚本家

古家和尚のオリジナルストーリー。


高校のスクールカウンセラー

藍沢日向(井上真央)が

不登校の男子生徒の突然の死の真相を

究明していくヒューマンミステリー。



吉岡圭吾(遠藤健慎)は

真っ黒に塗り替えた自分の部屋で

首を吊り亡くなった…




マスコミの取材を受ける圭吾の母・

真紀子(仲間由紀恵)。

妹・英美里(竹内愛紗)は

父・正孝(近江谷太朗)に報告するが

「ママの好きにさせなさい」

と仕事優先で家庭を顧みない様子。




学校ではバスケ部マネージャー

増田希美香(山口まゆ)が

部内でイジメがあったようだと

相談室にやって来る。



中学時代から仲が良かった2年生で

キャプテンの長谷部大翔(金子大地)と

クラスメイトの沢井勝(渡邊剣)が

「もし俺らのことがバレたら…」

と話していたのを聞いたという。



クラスの生徒に聞き込みをした担任の

霧島(及川光博)は、イジメのきっかけは

思い出せないくらい些細なことで

内容は携帯アプリの削除と無視。

暴力的なイジメは

一切無かったという。



でも、やられた方にとっては

かなりキツイと思う…。




翌朝、真紀子のインタビュー映像が

放送され

窮地に立たされる椿が丘高校。



バスケ部で怪我をさせられてから

ふさぎ込むようになり

学校へ行かなくなったと話す真紀子。



黒く塗り潰された圭吾の部屋や

怪我をした時の写真が映し出され

担任とスクールカウンセラーが

家まで押し掛けて

学校へ来るようにと。



追い詰められ翌日家出をし

夜遅く先生が見つけたが

自分には連絡もくれず

息子に色々言ったみたいだと。

そして翌朝…



「母親としてあの子の苦しみに

気づいてあげられなかったのが

本当に辛くて…」と泣き出し

「圭吾が死を選んだのは

学校で受けたイジメが

耐えられなかったからです。」

と断言 (-。-; 




学校ではニュースの話題で持ち切り。

バスケ部でイジメがあったのかを

勝に聞く男子に向かって


「聞きたくないから

その話題やめてもらえる?

それ聞いてどうするの?

また責任の押し付け大会

始めるわけ?」と由依(夏子)。



その後那美(井頭愛海)に普通に

話しかける由依。

那美に対してイジメが始まらなくて

良かった。




バスケ部での怪我については

把握していないが

暴力があったなら許されないことだと

顧問の辻(神尾佑)。



部員たちに事情を聞きたいという

霧島と日向に、出来ればその前に

自分から話がしたいと頭を下げる。



とにかく校内で起きたことを正確に

把握することだと轟校長(羽場裕一)。



辻は部活に原因があったなら

責任を取って辞める覚悟でいた。




大翔の担任の北見(白洲迅)に

彼がどういう生徒か尋ねる日向。



部活動にも熱心で、

部員からも慕われ、

成績も上位で真面目な生徒で、

後輩に怪我をさせるとは思えないと。




辻は部活で、圭吾へのイジメについて

「お前たちを信じているし

何かの誤解だと思っている。」

もしもトラブルがあったという者が

いたら、正直に話して欲しいと。



明日、霧島と日向がみんなから話を

聞くことを伝え

「悩み事や心配事を遠慮なく

話せばいい。

この件に関して責任は

全て俺がとるから。」



バスケ部の仲間が死を選んだことを

見過ごしたのは顧問である自分の

責任だと頭を下げる。



その帰り、勝はまた大翔に

「大翔先輩、あのことやっぱり…」



それを聞いた希美香は隠してることを

話してと声をかける。

前は仲が良かったのに何で?

同じチームの仲間じゃないというと


「あいつはもう仲間じゃない。」

どういうことだろう?




日向を待っていた

白井香澄(佐久間由衣)は

辻の過去の暴力についての書き込みを

見せ、辻のせいで圭吾が死んだのかと



「わからない。

辻先生は真面目な先生だし…」

「悪い奴は絶対いるんだよ。」




一方、何故か日向に黙って

本庄和彦(工藤阿須加)を呼び出す

尚子(手塚理美)。



和菓子を渡し、楽しそうに話すが…

本心は?




翌日バスケ部の部員一人一人から

事情を聞くと…

「練習中に激しくあたったら

怪我くらいするが

暴力はふるってない」


「生意気だったし

あまり好かれてなかった」


「体罰とかあり得ない」



そして勝にどうして距離をおくように

なったのか尋ねると

圭吾の方からで理由はわからないと。



大翔は、部活内で浮いていたと話し、

それよりも今度の大会に出られるのか

聞きたいと。

出場を辞退する可能性が高いと霧島。



「なら、すっげー迷惑ですね。

自殺とかされて

責任なすりつけられるの。」



やはり勝と大翔は何かを隠していると

感じた霧島は改めて辻も交えて

話した方がいいと判断。



辻はネットに書かれた体罰の件で

理事会の聞き取りに呼ばれていた。

以前いた学校はバスケの強豪校

だったが、一人凄い問題児がいて

気に入らない部員をイジメていた。


エースで特待生だった彼を

学校側は処分を渋り

イジメられていた部員はとうとう

障害が残るくらいの怪我を

させられてしまった。


そのエースを辻が

ボコボコにしたのだった。




帰り道、週刊誌の記者・小嶋(青柳翔)に

呼び止められる日向。

学校が取材を受けてくれないから

個別に話を聞きたいと。



「私からお話することはないんで。」

と立ち去ろうとするが

「結構ですよ別に。

話すことは何もないと

冷たい答えが返ってきたと

書けばいいだけですから。」

と返され足を止める…



こういう悲劇を起こさない為の

スクールカウンセラーなのに

責任を感じないのか?


生徒一人殺しておいて知らんぷりは

ないと思うと小嶋 (-。-; 



「事実確認も出来ていないのに

一方的に学校を悪者扱いするような

方にお答えすることは

ないと思います。」



真面目な人だと小嶋。

ハロウィンでバカ騒ぎするような

楽しければいいっていう人間も

世の中にはいると。


それと同じように事件を楽しむ…

報道を見て全く無関係な連中が

当事者や関係者を叩く、

それって楽しいのだと。


自分は正しい意見の持ち主だ、

悪い奴や間違った奴を

叩きのめしてやるっていう快感。  



「世間にとって今あなた達は

生徒を殺した悪者だ。

遠慮なく容赦せずに叩き潰していい

社会悪なんです。

だから覚悟しておいた方がいい。」



怖い!怖すぎる (´Д` )  



人の悪意に触れて怖くなった日向は

和彦に会いに行く。

でも、彼の部屋にあった和菓子を見て

尚子と会ったことに気づき

黙っていたことを責める。



昨日呼び出されて会ったが

日向のことが心配だけど

出しゃ張ると嫌がられるからと。

支えてあげて欲しいと頼まれたことを

話すが、「帰る」と (>_<) 



会って欲しくない気持ちはわかるが

大人気ないし、疲れる (-。-;

和彦を大切に思っているなら

冷静に事情を先に伝えればいいのに…



 “私の母は昔からいつもこうだった。

私が自分の意思で手にしたもの。

人間関係にもベタベタと手垢を付けて

自分の思い通りにしようとする。”  




翌日辞表を提出する辻。

部活中に「人殺し」と言われた大翔が

騒ぎを起こし、駆けつけ…


「キャプテンなんだから他の部員に

示しがつかないようなことはするな。

俺が居なくなっても

しっかりやれよ。」



立ち去る辻の後を追う日向。

前のことと今回の件は関係ないのに

どうして辞めないといけないのか、

まだわからないことだらけなのにと…


「悔しくないんですか?

赤の他人に好き放題言われて、

やましいこともないのに

辞めることになるなんて。


私は悔しいです。

辻先生は間違ったことは

してないんです。」



「一度間違いを犯した人間は

何年経っても許されない。

罰を受け続けなければならないし

信頼も取り戻せない。

今はそういう世の中なんですよ、

きっと。」


嫌な世の中だ。



そして真紀子から現時点で把握した

事実を報告して欲しいと呼び出され、

校長、霧島と共に吉岡家を訪ねる。



言葉での謝罪は要らない、

文書での報告と謝罪をお願いしたと

真紀子。



今も事実関係は調査中で報告出来る 

段階ではないと霧島。



そうやって誤魔化すのかと不満そう…

最後に圭吾の部屋を見るか尋ねる。

霧島と日向は見せてもらうことに…



「いかがです?圭吾の絶望の深さが

現れてるでしょ。」


黒が好きだと言っていたが、

元々この部屋は…と日向。


「あの夜体育館で何か余計なことを
言ったのではありませんか?

だからこんなことを…」

と返され沈黙。


「何も答えないならそれで構いません

…学校でどんな辛い目に

遭わされたのか本人に聞きますから。


今日はハロウィンですから…

一年に一度、死者の霊が家族を訪ねて

くるという言い伝えの。」


きっとあの子は帰って来るから

そしたらもう何処へも行かせないと。


不気味 (ー ー;) 


「あの子、私が傍に居ないと

ダメな子なんです。」


あーあ、キツイな…(-。-; 




その夜、和彦に呼び出される日向。

昨日のことを謝りたいという彼に

「もうお母さんに会わないで。

あの人は最低の母親だから。」




同じ頃家路につく辻を

ハロウィンカボチャのマスクを被った

何者かが、闇の中で襲って来る (゚o゚;;  



足元や殴り方から女性に

見えるんだけど…



そして恒例の

「明日の約束 9歳の日向へ


日向の読む本も遊ぶ玩具も

食べるおやつもお友達も

全部ママが選んであげる。


明日の約束 

『ママの言うことを疑わない。』

必ず守るように。」


こっちはもっとキツイか… (-。-; 



大翔は隠れて喫煙もしてるようだし、

決して真面目な生徒ではないような…


そして次はようやく勝が全てを話す!



日向ではないけど

人の悪意に恐怖を感じた。

今はネットもあるから余計に

怖い世の中になってしまったし

色んなことを考えさせられる

ドラマである…


明日の約束 火曜21時 フジテレビ


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