2017年11月6日月曜日

「民衆の敵」第2話の感想:新人議員VS議会のドン&居眠り議員!信念か忖度か…運命決する初登壇!

今回もスッキリさせて頂きました (^^)v




仕事をクビになった中卒の主婦

市議会議員になって活躍する

黒沢久子脚本の

市政エンターテイメント。



晴れてあおば市議会議員となった

佐藤智子(篠原涼子)。

お金目当てで議員になったこと

市議会議員が何をするか知らない妻を

心配する公平(田中圭)…



「選んだ有権者の責任とかって

ないんですかね。」確かに!




初登庁の日

河原田晶子(余貴美子)市長が創設した

新人議員用の研修室へ向かうと

ベテラン市議の前田(大澄賢也)が

市長の秘書・望月(細田善彦)を

怒鳴りつけていた。



前田は市議会のドン・犬崎(古田新太)

派の幹部で

新人を会派から隔離して市長の元へ

取り込もうとしていると抗議するが

望月は否定。


「こんな横暴、認めないからな!」

と部屋を後にする。



新人議員は智子を含め5名。

代々続く政治家一家の次男

藤堂誠(高橋一生)


かつて父の店があった商店街を

立て直すべく立ち上がった

岡本遼(千葉雄大)


グラビアアイドル出身の

小出未亜(前田敦子)


農家の長男、園田龍太郎(斎藤司)。




本会議で居眠りをする前田の頭を

叩いたことで

犬崎に目を付けられる智子。



「一番敵に回してはいけない人に

喧嘩売っちゃいましたね」と園田。


「悪いものは悪い。

人によって態度を変えるなんて

あり得ない。」と智子。



そこへ犬崎が登場。

連れて行かれる智子…(ー ー;)



先の動画を見せられ

新人だから今回は大目に見るが

次の本会議で悪ふざけだったと

謝罪するよう求められる (-。-;

更に自分の会派へ入れと…。



同期に何故偉そうなのか尋ねると

最大会派のドンだからだと園田。

「会派」の意味もわからない智子に

呆れる。



市議会議員の本来の仕事は二つ。

年間90日ほど開かれる本会議に 

出席することと

実際の政策について話し合う委員会に

出席すること。



応援してくれたママ友で新聞社の

平田和美(石田ゆり子)から

ママ達の要望に応えたいなら

「教育子ども委員会」がいいのではと

言われたことを思い出す。




智子の動画が再生回数100万回を超える

勢いに犬崎と対立する市長はご満悦。

本会議では会派ごとの座席だったのを

会派を分断する為に

ランダムにしたことが功を奏したと。



新人研修室を設けたのも

同じ目的だった。



議会運営に口を出す市長なんて

前代未聞のことで、犬崎は怒り心頭。



更に市長の指金でネットニュースに

「前田市議は昔から居眠り常習犯」

と市議会関係者が独白、という記事が

アップされてしまう。



ようやく駿平(鳥越壮真)に

本物のステーキを食べさせることが

出来た智子は

公平や和美の心配をよそに

美味しいと喜ぶ笑顔に大満足。



しかし顔を合わす度に

プレッシャーを与える犬崎…。



そんな時、帰宅途中で

智子に一票を投じたという

八百屋のおばちゃんから

「私も幸せにしてよね、

あんたに期待してるんだから。」

とリンゴを貰う。



家に帰ると、和美母娘が待っていた。

社史編纂室で我慢していた和美も

智子に触発され、人事部に掛け合った

結果、記者に復帰。

公平が娘を預かることになったのだ。



そこへ犬崎夫人から

ハイヒールが届く…



「俺の会派につけば間違いない。」

と言われたと智子。


「数は力。多数派につけば

自分の政策を実行しやすくなる。」


「自分の政策を一つ通してもらう

代わりにやりたくもないことを

百もしなくてはいけないかもよ。」

と和美。



しかも動画の件まで嘘をついて

謝らなければいけないのだ…



犬崎に逆らうと

希望する委員会に出来ないと聞き

考えた挙句

犬崎派の会食に参加する。



「例の件は謝罪ということで

いいんですよね?」と犬崎。


「嫌だと言ったら好きな委員会に

入れないんですよね?」と智子。



失礼だという前田に

「間違ってはいませんけどね。」

と誠。



でも、そんな智子を見て

ガッカリしたのか、席を立つ。



一応犬崎派に席をおいているが

ボソっと反対意見を言っては

犬崎を驚かし、黙らすところが笑える

 (^◇^;) 



気が滅入ることがあるとデリヘル嬢の

莉子(今田美桜)を呼び出し

他愛もない時を過ごしていた。



二人の出会いは

渡辺と名乗り借りていたアパートで

他の住民から呼び出され

待ちぼうけをくらっているところへ

誠が帰宅。



雨に濡れ玄関先で倒れてしまった誠を

介抱してくれたのだ。



「甘やかされて育ったでしょ?」


「そう、四六時中監視されて。

家出して連れ戻されたりとか。」


「じゃあ、ここ監禁部屋?」


「その逆かな。」



隠れ家だったのか…

髪型も全く違うし

質素なアパートの一室にいるからか

議員だと全く気づいていない様子。



莉子の話に微笑むと

「バカにしてるでしょ。」と…

同じことを智子からも言われていた。



バカにしていないし

可愛いと思っただけだと言うと

「でも感じ悪いよ、その笑顔。」

確かに人を食ったような笑顔かも。



政治家一家に育った誠は

父親の考えで市議会議員になる為に

地元に送り込まれたのだが

家族とは価値観が合わないのか

距離を置いているようだった。




智子が持ち帰った「迂回路建設による

公園の取り壊しについて」という

書類を読む公平。



赤字で「可」と書かれているのは

賛成しろということじゃないかと。

そして反対している人がいることも

教えてくれる…秘書みたい (^_^;)



陳情書を読み

翌日公園を訪ねる智子。

そこには誠が待っていた。



智子が当選したことに驚いていないと

言ったことを自分でも不思議で…

「あなたなら

いい政治家になるんじゃないかって

そんな勘が働いたんですよ。


そしてその勘が間違ってなければ

ここに来るだろうって。」



陳情書を書いたのはたった一人、

逆に迂回路を望んでいる人は

大勢いる。



「数は力」頭ではわかっていても

気持ちがついていかないと智子。

役所に手紙を書くのは

相当真剣なことなのに

理由が書いていないことが

気になっていると…



公園には陳情書を書いた

山下(水川あさみ)も居た。



自分一人が反対しても

どうしようもない事はわかっているが

たった一人でも声を挙げるのが

大事だと思ったと。



中学生の時イジメにあっていた彼女は

公園で時を過ごしていたが

先生が見つけてくれて救われたのだ。



イジメは絶対に無くさなきゃダメだね

と言う智子に

「残念だけどイジメは無くならないと

思います。

だからせめて逃げられる場所を

奪わないで欲しいんです。」

そう言い残し公園を後にする…



「どうしたらこの公園を守れるの?」

と智子。

すると、そんなことしないと誠。



当然だ。



彼女の思い出の場所なだけで

今は実際にイジメに遭った子ども達の

逃げ場にはなっていないから。



「何で彼女の話を私に聞かせたわけ?

一緒にこの公園を守ろうねって

ことじゃなかったの?」



んな訳ないだろうが!考えてみてよ。



ただこの事実を知って

智子ならどうするんだろう?

それが知りたかったのかな、と誠。



「政治家として

あなたならどうします?」



私もそこが知りたい。



本会議で「公園取り壊し」について

採決をとると…

犬崎派の未亜はもちろん賛成。



そして智子も賛成を唱えると

続いて誠も。



公園取り壊しは可決となり

続いて佐藤議員から発言の

申し出があると議長。



謝罪するのかと思いきや…

迂回路も大事だが

反対した山下さんの意見も大切だと。

たった一人でもその想いを

踏みにじってしまっていいのかなと…



「だったら反対じゃないですか?」

と岡本。 


「そう、そうなの。

そうしようかなって思ったんだけど

犬崎さんに逆らうと入りたかった

委員会に入れてもらえないと…」



簡潔にお願いしますと議長。



「よくよく考えてみたら

山下さんにとって大事なのは

あの公園ではなく

イジメに遭っている子ども達に

逃げ場があるかどうかって

ことなんです。」



そんな場所を作りたいから

教育子ども委員会に入りたいのだと。



「やっぱり謝らないと

教育子ども委員会に

入れてもらえませんかね?」

と犬崎に呼びかける。



天晴れだ!



再び今回の発言の申し出について

簡潔にお願いしますと議長。



「ある人に言われたんです。

政治家として私がどうするのかを

見たいと。


政治家ってよくわからないので

調べてみました。」



国語辞典を取り出す。



「①政治を職業とし、

専門的に関わる人。

これにはなりたいんです。


②揉め事の調整や

駆け引きのうまい人。

これにはなりたくないんですよ。


だっておかしくないですか?

お前の入りたい委員会には

入れてやるから

前田議員は居眠りしてなかったと

嘘つけよって。」



嘘言うな!と前田。

動画を見たらどう見たって

居眠りしてるだろと言い返す智子。



「嘘ついて得するとかって、

正直者が損する世の中に

なっちゃうじゃないですか!


私、そんな世の中で

子育てしたくないです。


だからすみません、

前田議員、居眠りしちゃダメですよ、

以上。」



スカッとするわ~ (#^.^#)



思わず笑ってしまう犬崎、誠、岡本。



本会議後「いい靴履いてるな~」

と声を掛ける犬崎に

「すみません私、忖度苦手なんで。」



大笑いし「姉ちゃん面白いな、

気に入ったよ。」


え?本当に政治家?

「や」のつく自由業の方みたい (^◇^;)




学生時代、将来の夢は「主夫」と

書いた公平のサポートも素晴らしい♪



更に記者に復帰した和美の存在も

益々楽しみ (^^♪ 



しがらみや古い慣習に汚染された

市議会を

女性市長がどう改革していくのか?



智子たち新人議員が

どう立ち向かっていくのか?



このドラマを通じて

若い世代をはじめ

国民がもっと政治に関心をもつように

なれば日本も変わるかもしれない。



不満だらけだけど

どうしたらいいかわからない、

そんな風に思っていたけど、

私でも出来ることがあるのでは?

と思わせてくれるドラマである。


民衆の敵 月曜21時 フジテレビ


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