2017年11月15日水曜日

「監獄のお姫さま」第4話・秘密の感想:彼女たちの事情…裏切り男の面会室

女囚たちが抱える事情が哀しい…



女子刑務所で出会った5人が

無実の罪をきせられて服役中の

仲間の為に復讐を企てる

宮藤官九郎脚本の

おばさん犯罪エンターテイメント♪




監獄仲間である江戸川しのぶ

通称「姫」(夏帆)の冤罪を晴らす為

彼女を陥し入れた江戸ミルク社長

板橋吾郎(伊勢谷友介)への復讐を企てた

元女囚たち…



銀行員のキャリアウーマンだった

馬場カヨ(小泉今日子)は

浮気した夫を刺し、殺人未遂で服役。



元指定暴力団組長の妻・足立明美

通称「姐御」(森下愛子)は

違法薬物不法所持。



通称「女優」の大門洋子(坂井真紀)は

若手俳優の追っかけ資金が

足りなくなり、

横領や詐欺に手を染め服役。



有名なカリスマ経済アナリスト

通称「財テク」の勝田千夏(菅野美穂)は

脱税とインサイダー取引で服役。



そしてリーダー格で通称「先生」の

若井ふたば(満島ひかり)は

彼女たちの教育係だった元刑務官。




カヨの面会に来た夫・武彦(赤堀雅秋)…

謝るカヨに

「僕の方こそすまなかった。

自業自得だよ。

今はわかるよ、すごく。

君の偉大さ?噛みしめてる。」



とりとめもないことを話す武彦に

「要点まとめてから話さない?」

とカヨ。



「じゃあそういうことで。

怒ってないし怨んでないし

元気でやってるから。」

と離婚届を差し出す (゚o゚;;



突然過ぎませんか?



「公太郎に会いたい。

その為に頑張ってるの、毎日。」



ねぇ覚えてる?

公太郎が産まれた時のこと…



そして2017年のクリスマスイブへ…



「覚えてるよ、

勇介は私のひとり息子ですよ。」

と吾郎。



生年月日や出生地、体重、アレルギー

と質問に答えるが

「母親の名前は?」「晴海(乙葉)」

すると再び拘束される。



いい加減本当のことを言いなさいと

ふたば。




再び2012年初夏…

もう直ぐ金バッチのカヨだが

姫の妊娠という大きな秘密を

抱えていた。



何とかふたばにそのことを伝えようと

するが、上手くいかず…



そんなこととは知らず

TVドラマでヒロインが妊娠8か月

なのに周りが気づかないことに

ツッコミを入れる姐御たち。



自分たちも同じ状況なのに (^◇^;) 



そして「蛤振してます」と書いた

メモを刑務官に投げるカヨ。



どうも漢字が苦手らしく

案の定、意味が通じない (>_<)



重たい物を運ばされたり

体操中にお腹を押さえる姿を見て

「もう限界!」

シャブ厨(猫背椿)を羽交締めにし

「懲罰願いまーす!」とカヨ。



もうすぐ金バッチだったのに…。



独居房に移され

やっとふたばと二人きりになれたが

相変わらず上手く伝えられず…



「ニンニン、ニンニン…」

「ハットリ君?」



「質問です、受刑者が妊娠したら…」

「やめ!相手は誰?所長?

いつかこういうことが…

絶倫豚野郎め!」



お願いだから話を聞いてあげて (^◇^;) 



とりあえず落ち着いてもらい

もしもそういうことが所内で起きたら

どうなるかという話だというと…



外部の産婦人科に刑務官が

三人付き添って検診に行き

お産もそこで行う。



産まれた子どもは最長一年半、

母親と一緒に保育室で生活。



産後も母親は工場で働き

ベビーシッターの免許を取得した

受刑者がいれば

子どもの面倒をみるが

環境が良くないからと半年位で

親族に預けられるのが一般的。

或いは父親か乳児院に…



「父親はダメ!」


「何?誰かいる?お腹出てるとか?」


「えっと、えっど」


「番号で言ってくれないと

わからない。」


「番号、覚えてない…姫。」



普通は裁判中にわかるし

食べ過ぎ又は便秘だろうとふたば。

結局、伝えることを諦める (-。-;



今度から何かある時は直訴板を使うと

いいよと教わる。

雑居房にもあったのだ。

気の毒過ぎる (-。-; 



「色々迂闊だよね、おばさん。

ちょっと問題行動多いから配置換え」



千夏の居る給食工場へ回される



「今度は何をした?」と千夏。

姫のことでちょっと…と言うと

「冤罪でしょ」



姫だけではなく、

他人の罪を被っている女は結構いると

…姐御もその一人。



クラブのママから極道の妻になったが

夫(高田純次)にハメられ

麻薬所持の現行犯逮捕。

営利目的の売買で懲役5年の実刑。



その隙に夫は国内最大量の麻薬取引に

成功し、400億の利益を上げた。



更に組の看板守る為に

姐御が勝手にやったことにされ

形だけだと離婚まで (>_<) 


出所したら必ず迎えに来るから

再婚しようと…



酷過ぎる…



一度罪を認めてしまうと再審請求は

難しいらしい。

でも姫が被っている罪は殺人…



「どっちが頼んだのか知らないけど、

大体嫌いなのよ、あの子。」と千夏。



お姫様気取りで悲劇のヒロイン面して

いれば、周りが手を差し伸べてくれる

と思っていると手厳しい。



「甘いっつーの、ここじゃ自分の

人生以外、みんな喜劇よ、ピエロよ。

女ピエロ劇場よ。

笑われて笑い返すだけよ。

アハハハハ…

冤罪だって?バカじゃねーのって。」



「ん?どっちが頼んだ?

殺人を依頼したのは姫じゃなくて

社長って意味ですか?」




そして2017年…

疑われたのは初めてじゃないと吾郎。



暇なネット住民の中には早くから

吾郎の犯行だと決めつけ

煽る奴もいたと。



自分の成功に対しての妬み。

でも学生時代からの恋人を殺して

何の得がある?

動機も理由もないというが…



そこへ長谷川検事(塚本高史)から

ようやく電話が入る。

今から言う場所に来て欲しいとカヨ。



今度は姫が妊娠していたことを

知っていたのかと尋ねるふたば。




そして再び2012年…

腹痛を訴え、救急車で運ばれる姫。

妊娠を知っていたのに黙っていたと

ふたばから責められるカヨ (^_^;)



「私、黙ってました?

殆ど言ってませんでした?」と返すが


「何か言いたいのはわかったけど

何が言いたいのかわからないのよ、

おばさんは!愚鈍!」



愚鈍ってあんまりだと傷つくカヨ…。



切迫早産で様子をみることになり

今後の対応について所員で話し合うが

何故か映画化しようと言い出す

護摩所長(池田成志)。



「20億いける。主演は堀北真希。

私の役は渡辺謙。」


落ち着いて下さいと刑務官。


「そうだな、

先ずはドキュメンタリーだ。」



違う!



所長を無視して話を進める所員たち。



「ナレーションは薬師丸ひろ子、

これは譲れない。」



まだ言うか!(^◇^;)



外部に漏れないよう箝口令を

敷くことになり、

千夏も雑居房へ戻ってくる。



ネットに書き込まれたら困るからで

カヨは見張りを頼まれる。



ドラマと同じ展開だと盛り上がる

女囚たち。

父親は吾郎で間違いないと。



「納谷悟朗か?」

とタイ人(ステファニー・エイ)。



すると「ルパン三世~」

と物まねをしつこく繰り返すが

スルーされる女優…



彼女だけいつも違う場所にいる

気がする (^^;) 



控訴しなかったのは裁判が長引くと

お腹が大きくなるからで

吾郎に知られたくなかったのだと…



子どもを守る為に罪を被ったのか。



相変わらず物マネする女優に

「納谷悟朗は、銭形だから!」

とシャブ厨。



結局、姫がいたら自分が社長に

なれないから邪魔だったという

結論に達する。



タイミングよくテレビに出演する吾郎

…手記を出した宣伝の為に

「王様のブランチ」に登場。



いい気なもんだ。



そこへカヨに面会の知らせが♪

息子だと思って意気揚々と向かうが

面会人は長谷川だった (-。-;



公太郎が会いに来たことの報告で

白バッチは月に一回しか

面会出来ない為、

断られて帰ったというのだ。



「バカなのかな?」



その報告に来たら、また来月まで

面会に来れないじゃないかとカヨ。



誘ったけど土日はサッカーの練習が

あるからと断られたそうで…



「だったら、

あんたも遠慮しなさいよ!」



ごもっとも!




面会を切り上げようとするが、

思い直して再審請求について尋ねる…




再び2017年…

吾郎の監禁場所にやって来た長谷川も

拘束される。



そして姫のどこに惹かれたのか

吾郎に質問する千夏。



「私も社長の娘なのよね…」

自分の生い立ちについて語りだす…



事業を拡大しようとして失敗し蒸発。

億単位の借金を抱え、

母が一人で子ども三人育ててくれた。



高校生でクラスメイト相手に

高利貸しを始め

20歳で財テクタレントになった。



父親(ベンガル)を会社の役員にし

給料まで出していたのに

お金目的で週刊誌に

売られたのだった (゚o゚;;



なのに面会に来て、事業を始めたから

ブログで紹介して欲しいと。



何という父親だ!



タイムマシンがあったら

自分が生まれる前の時代に行き、

両親が出会わないよう先回りして

邪魔すると千夏。



「そしたら私みたいな面倒くさい女、

生まれてこないし、

母さんもあんな死に方しないと

思うから!」



悲しい…。




そして合コンではじけるふたば。

彼女もまた何か闇を

抱えているのだろうか。



姫がようやく雑居房に戻って来た!

全国の刑務所ゆるキャラコンテストで

最下位だった「前科モン」の代わりに

ゆるキャラを考える姫とタイ人。



姫がデザインしたのは「勇介」という

赤ちゃん。

みんなの勇気とお節介のおかげで、

もうすぐ赤ちゃんが生まれるから。



「未来の社長です。

嘘ついてごめんなさい。

私、この子を守る為

ここへ来たんです。」



それを聞き

「あんたって本当にお姫さまだよね」

と千夏。



タイ人が描いた「パクチー太郎」と

「勇介」を壁に貼る (^^;) 



そう、勇介の名づけ親は姫!



「私たちが証人です。」

姫が服役中に産んだ子だったのだ (゚o゚;;

 だから姐御が会うのは初めてじゃない

と言ったのか!



「認めますね、社長」

苦虫を嚙み潰したような表情の吾郎。




2012年…

出産の為、救急車で運ばれる姫…

何故か「昼ごはんのうた」で

見送る女囚たち…



「ラン、ラン、ランチだお腹が空いた 

ママが野菜を刻んでる 

パパは愛妻弁当だ 

僕は学校の給食 残さず食べたよー♪ 

イエイ、イエイ!離れていても 

イエイ、イエイ! 心は一つ 

イエイ、イエイ! 家のご飯が 

イエイ、イエイ!最高なんだ」



歌はバカみたいだけど

何故か心が温かくなった。



勇介はどうして吾郎の手に

渡ってしまったのか?

この子を守る為とは?



随所に笑いが詰まっている

クドカンドラマ♪



そういえば今までもバカげた歌が

あったけ (^◇^;)



今回は護摩所長が作詞した

「ざんげ体操第二」…

とにかく詞が酷い (^_^;) 



「200万ふりこんだ 

放火、置き引き、美人局 

ハイ男が悪いー 

ついカッとなってー

 ハイ女も悪いー 

桃栗三年 詐欺十年 

だるまさんがころんだ」 



こんな歌に合わせて真面目に体操する

女囚たちも可笑しい。

そしてご飯の歌が頭を巡る自分も…



監獄のお姫さま 火曜22時 TBS





0 件のコメント:

コメントを投稿